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スマート家電とは?スマホで使える便利な機能や問題点を調べてみた

最近話題のスマート家電とは?

「スマート家電」とは、自動制御を行う家電と、スマートフォンやタブレット端末などとの連携により遠隔操作などがおこなえる家電のことです。専用のアプリをスマートフォンにインストールすることで、スマートフォンをリモコン代わりにして家電を操作したり、また家電の運転状況やデータをスマートフォンで確認することができます。

 

たとえば外出先からでもテレビの録画予約ができるHDDレコーダーなどがイメージしやすいのではないでしょうか。最近では白物家電にもどんどん対応してきています。

 

スマート家電だと、どういったことができる?

家電をインターネット繋げて利用できるので、外出先などからでも利用できるのが大きなポイントですね。外出先からのスイッチ切り替え、電力などを状況に応じて調節することで、実際に節電などのエコ活動につながる部分は多いですね。小さな努力が目に見えるから、節電意識も自然に高まるようです。

 

エアコンを帰宅前に付けておく

予約タイマー機能なら今までのエアコンにもありましたが、何時に帰宅できるか分からないことも結構ありますよね。そんなときに、外出先からでも時間を見計らってエアコンの操作が出きれば、節電にもなりますね。

 

洗濯機もスマートに

たとえば洗濯が終わったことをスマートフォンへ通知してくれる機能が付いた洗濯機がありますが、ネットから天気の情報を取得して自動で運転する洗濯乾燥機なども研究されており、今後さらに進化していきそうです。

 

冷蔵庫の中身をチェックしながら買い物

スーパーなどで買い物するときに冷蔵庫の中で足りないものがなかったかな?というときにも使えます。たとえば東芝の冷蔵庫「VEGETA(ベジータ) GR-G56FXV/GR0G51FXV」なら、別売りの庫内カメラユニットを取り付けることで、冷蔵庫の中身をスマホなどで確認することができます。買い忘れ防止には便利ですね。

 

音楽や動画の再生も

スマートフォンの画面をテレビに転送することで、テレビで動画を楽しんだり、Bluetoothスピーカーを内蔵したLED電球で、スマートフォンからの音楽を再生したりと、音楽や動画の楽しみ方にも幅が広がりますね。

 

自宅のセキュリティにも役立つ

ホームネットワークシステムの一環として、屋内・屋外カメラとの連携で外出先から自宅の防犯を確認することもできます。パナソニックも「スマ@ホームシステム」などで力を入れていますね。

 

どんなメーカーがスマート家電を出している?

大手家電メーカーも力を入れているスマート家電。パナソニックの「パナソニックスマート」http://panasonic.jp/pss/や、シャープの「ともだち家電」http://www.sharp.co.jp/tomodachi/、東芝の「家電コンシェルジュ」

http://www.toshiba.co.jp/living/smart/など各社取り組んでいます。商品ラインナップも「冷蔵庫」、「選択乾燥機」、「エアコン」、「電子レンジ」、「炊飯器」、「体重計」など多岐にわたります。

 

現状、スマート家電の利用には別売りの無線アダプターの取り付けが必要なケースがほとんどです。また、無線アダプターの接続については、取り付け工事も必要になります。購入したお店へ依頼するのが一般的ですので、買い替えの際は一緒に依頼しておくとスムーズですね。

 

パナソニックのスマート家電だと、専用アプリの「Panasonic Smart Applications」をインストールしての利用になります。シャープも専用アプリの「ココロボ~ド」を利用します。専用アプリを利用してだと、各家電機器のメーカーが統一されているほうが使いやすそうですね。

 

また、東芝の場合では「家電コンシェルジュ」シリーズをスマート家電として利用するには、ネットワーク環境で東芝HEMS「フェミニティ倶楽部」を利用する必要があります。ただ、初期登録料1,080円、月額利用料は540円になるのが若干ネックですね。せっかくの機能ですが、わざわざスマート家電としての機能は使わないという人も多いのではないでしょうか。

 

スマート家電自体のセキュリティは大丈夫?

外出先からの遠隔操作、省エネ状況の確認、健康機器では測定データの管理など、機種ごとに便利な機能が使用できるのが、スマート家電です。使いこなせれば便利な機能であることは間違いないと思いますし、スマート家電の魅力です。ただ、ますます便利になることはいいことですが、注意しなければいけない点もあります。

 

インターネットに接続可能なスマート家電ですので当然、従来の家電製品とは中身も異なっています。スマート家電ではネットワークに接続するため、マイクロソフトの「Windows」やオープンソースの「Linux」といったパソコンと同じOSが使用されています。パソコンではウイルスに感染するということもありますが、スマート家電でも同様のことが起こりうるようです。

 

スマート家電の場合、ウイルス対策ソフトのようなセキュリティ機能がついておらず、無防備な状態とも言えます。しかし、今後はメーカー側でもセキュリティ対策がおこなわれていくこととは思います。

 

まとめ

今後、スマート家電が更に普及していくかどうかは、実際にユーザーから支持されるかどうかという点がポイントになると思います。ただ、これだけスマートフォンが普及した社会になりましたから、ネットに繋げて利用するという方向性自体は、このまま進んでいくのではないでしょうか。

 

そんなスマート家電を利用する場合は、当然スマート家電自体も必要ですが、それを接続するインターネット環境ももちろん必要です。光回線と高速無線LAN環境があれば快適に利用できますね。