転ばぬ先の杖に!光コラボ転用で注意すべきこととは?

最近は自宅用の光回線サービスとして、光コラボを選んでインターネットを楽しむ方が増えています。「フレッツ光」から転用を行うと利用料金が安くなるので、「なるべく光回線の利用料金を安くしたい」という方には光コラボはうってつけのサービスです。

ただし「思ったより転用時に経費がかかってしまった」、「回線速度が遅くなってしまった」など、やみくもに光コラボへの転用を行ったことでトラブルも発生しています。転用時は、本当によい光コラボサービスをしっかり見極められるかがポイントです。

そこで今回は転ばぬ先の杖として、光コラボへの転用を行う際の注意点をご紹介。「どこに注意すれば本当によい光コラボレーション事業者と契約できるのか?」とお悩みの方はぜひこの記事を読んでくださいね。

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光コラボとは

光コラボ(正式には【光コラボレーションモデル】)とは、フレッツ光を提供している「NTT東日本/西日本」から光回線施設の貸し出しを受けた各事業者(光コラボレーションモデル事業者)が提供する光回線サービス。

各事業者(光コラボレーションモデル事業者)は自前の光回線施設を所有していません。

つまり、携帯電話会社が提供するソフトバンク光やドコモ光は、実は同じNTTの光回線なんですね。

(auひかりは光コラボではありません。KDDIの光回線です)

そのため光回線施設の保守・点検費などがかからず、ユーザーに安く光回線サービスを提供することができます。

光コラボは光回線施設提供元であるNTT東日本/西日本がサービス利用を推奨しており、積極的に光コラボレーションモデル事業者を増やしてきました。

そのため光コラボレーションモデル事業者がどんどん増え、2019年現在なんと光コラボを提供している業者の数なんと600社以上!

ユーザーとしてはうまく光コラボレーションモデル事業者を選べばサービスの質を落とさずに光回線を利用できるのですが、光コラボレーション事業者と契約する際は何点か注意しておきたいところがあります。

光コラボの回線速度は大丈夫か

光コラボに転用したユーザーからよく上がるのが、

「フレッツ光と違って回線速度が不安定で、遅くなってしまった」

という不満の声。光コラボではフレッツ光と同じ光回線を利用しています。それなのになぜフレッツ光より回線速度が不安定で遅くなることがあるのでしょうか?

私たちが実際にインターネットに接続するときは、2つのサービスを通す必要があります。一つがフレッツ光などの光回線事業者。もう一つが「プロバイダー(インターネットサービスプロバイダー)」です。

プロバイダーではIPアドレス(インターネットに接続するために自宅のネットワークにつけられた、インターネット上の住所のようなもの)を発行したり、自宅とインターネット間で送受信されるデータの管理など、インターネットにユーザーが接続するために必要な各サービスを提供します。

インターネットの通信速度は、このプロバイダーが所有している施設の数やデータの処理能力などによっても決定します。

光コラボレーションモデル事業者との契約時もプロバイダーを選択しますが、この選んだプロバイダーによって回線速度が不安定になったり、遅くなったりする可能性があります。

光回線の回線速度を重視する際は、

  • 認知度が小さい、心もとなさそうなプロバイダーは選ばない
  • 自分の地域周辺で、回線速度に関して不満のあるユーザーが多くないか調べる

など、よく注意して光コラボレーションモデル事業者を選びましょう。

光コラボレーションモデル事業者拡大によってプロバイダーの数も増えており、ネームブランドの大きいところからそうでないところまで多種多様です。

「マイナーなプロバイダーは回線速度が遅い」とは限りませんが、メンテナンス費用をたくさん投入しているという点で大手プロバイダーは安心です。回線速度が頭打ちになるよりも、「So-net」や「OCN」といった認知度の高い有名なプロバイダーと契約する人が多いのは、そういった安定性も一因かと思います。

ただしいくら有名な光コラボレーションモデル事業者と契約しても、自宅周辺の地域では同じ光コラボユーザーが多すぎて、そのプロバイダーの持っている通信容量がつねに混雑状態となり光回線の通信速度が低速になってしまうという可能性も否めません。

そういった事態を防ぐためにも、利用したい光コラボの自宅周辺ユーザーの口コミを確認し、通信速度に関してあまりにもひどい評判が多い光コラボレーションモデル事業者との契約は慎重に検討して下さい。

光コラボレーションモデル事業者によっては契約できるプロバイダーが元々決まっている(「BIGLOBE光」であればプロバイダーは「BIGLOBE」のみ、といった感じ)ので、そういった場合も念のため契約予定プロバイダーのサービス内容や口コミなどで、光回線の通信速度が致命的に遅くならないかどうかしっかりみておきましょう。

ちなみに少しでも速度が速い光コラボを利用したい、というときにおすすめなのが「IPv6」に対応したプロバイダーが選べる光コラボレーションモデル事業者との契約。

IPv6に対応していないプロバイダーでは、旧式の「IPv4」というものを利用してインターネット上の通信を行っています。しかしIPv4は各契約者への割り出しが限界状態に来ており、通信速度が遅くなってしまうのが問題点として挙げられています。

最新式のIPv6方式でインターネット上の通信を行うと、スムーズなデータ送受信が可能。IPv4よりも高速にインターネットが利用可能になります。

IPv6に対応しているプロバイダーとしては、

  • ビッグローブ光
  • ソフトバンク光
  • ドコモ光

などが例として挙げられます。

光コラボへの転用時にインターネットの通信速度が気になる方は、上記のようなIPv6方式のプロバイダーが利用できる光コラボレーションモデル事業者を検討してみましょう。

工事費や違約金などはどのくらいかかるか

フレッツ光から光コラボに転用する際は、フレッツ光で利用している光回線をそのまま利用できます。そのため光回線の工事費がかかりません。またフレッツ光から光回線へ移行する際、フレッツ光の契約期間内に解約を行っても、フレッツ光の違約金はかかりません。

そのため光コラボ転用時は「各手数料がかからなくてお得だな」と思っている方もいらっしゃるでしょうが、光回線の利用環境によっては思っていたより高額な手数料がかかる場合もあるのです。

例えばマンションタイプ(VDSLなど)で光コラボを利用したい場合。

VDSLなどのタイプは光回線とメタル線を組み合わせる回線方式。各戸へネット回線を引くときにメタル線を使っています。このメタル線を光回線に変更して光コラボを利用したい、といった場合は別途光回線設置のための工事費が必要になります(物件の設備状況やオーナーさんの判断で光回線に変更できないこともあります)。

またフレッツ光にはいろいろなプランがあり、そのうち「Bフレッツ」など旧式のプランに契約している状態で光コラボに転用を行うときも工事費が発生します。

さらに光コラボ転用時、フレッツ光で利用しているプロバイダーと光コラボのプロバイダーが違う場合もあります。その際はフレッツ光で利用していたプロバイダーの違約金もかかります。プロバイダーによっては10000円以上の違約金が発生することもあるので、契約更新月を見計らってうまく光コラボに転用できるようにしておきましょう。

「ソフトバンク光」の「SoftBank あんしん乗り換えキャンペーン」など、光コラボによっては光コラボ新規契約時の違約金や工事費に充当する金額をキャッシュバックしてくれるところもあります。

「違約金や工事費などの諸経費をなるべく減らして光コラボ転用を行いたい」といった場合は、違約金や工事費などのキャッシュバックがある光コラボを検討するのもおすすめです。

光コラボ→光コラボ、光コラボ→フレッツ光は新規契約扱いに


光コラボの転用は、フレッツ光から光コラボへ乗り換えることを指しています。

この場合、かかる費用は契約事務手数料のみおおむね3,000円程度と負担が少ないのが嬉しいですよね。

しかし、現在すでに光コラボでネット回線を利用しているという方が「あっちの方が基本料が安いから」「今の回線は速度が遅くて不満」などの理由で別の光コラボへ乗り換えする場合、または光コラボから以前のフレッツ光へサービスを戻す際は、「乗り換え」「転用」といった手続きにはなりません。

乗り換えをしたいときは、従来の回線をいったん解約し、新規で回線を申し込む「新規契約」となります。

更新月以外での解約となりますと当然「違約金の発生」「新規契約回線の手数料」「(工事の有無で額は変わりますが)工事費」といった費用が発生します。

また転用とは違って乗り換え完了までに時間がかかってしまいます。

また、いったん光コラボにしたものの、やっぱりフレッツ光に戻したいといった場合であっても光コラボ同士の乗り換えと同様に諸経費が発生します。フレッツ光から光コラボへ一度転用したら、その後の乗り換えにリスクが伴うことは理解しておきましょう。

「光コラボの速度が遅いから、別の光コラボレーションモデル事業者に乗り換えたい」、「光コラボの速度が遅すぎるのでフレッツ光に戻したい」となって高額な経費がかからないように、光コラボの転用は慎重に行うことをおすすめします。

ちなみにですが、「auひかり」はKDDIなどの光回線施設を利用といったように、フレッツ光以外にも光回線のサービスを提供している事業者があります。こういった事業者から光コラボへの乗り換えも、NTT東日本/西日本の光回線を別途引き込まないといけないので工事費などがかかります。フレッツ光や光コラボ以外にも光回線を提供している事業者があること、そしてそこから光コラボへの乗り換えは費用がかかることにも注意してください。

サポート対応は大丈夫か

フレッツ光では顧客用のサポートセンター規模も充実しており、スムーズなトラブル対応をしてくれます。

しかし光コラボレーション事業者でそのような規模のサポートセンターを持つのは難しい場合も多く、光コラボレーション事業者にトラブル対応の電話をかけると時間がかかり待たされる、などの不評も出ています。

特に新規に参入した光コラボレーションモデル事業者はサポート対応のひどさがよく指摘されます。サポート対応があまりにもずさんなどの評判が多すぎる光コラボレーションモデル事業者とは、すぐ契約しない方が無難かもしれません。

またサポート対応がしっかりしていても、光コラボレーションモデル事業者の電話回線が混みあっていて中々サポートセンターへつながらない可能性もあります。その場合は直接スタッフとのやり取りがサイト上で可能なチャットサービスなどの代理サービスを使い、スムーズにトラブルを相談できるようにしておきましょう。

光コラボの勧誘電話に注意

光コラボでは、悪質な詐欺や詐欺まがいの電話も数多く見られます。

「(光コラボへ転用するという説明をせずに)今よりネットが安くなります」「今のサービスが終了するので順次新しいネット回線へ切り替えをお願いしております」などと言葉巧みに電話に出ている方を勧誘しようとする手口が多いです。

れっきとした会社組織である光コラボレーションモデル事業者がこういった電話をかけてくることがあるのが正直驚きですよね。

言われるがままに光コラボの説明を聞いていると、最悪の場合「転用承諾番号」の発行までさせられてしまいます。転用承諾番号とは光コラボへの転用時にフレッツ光から発行される番号のこと。パソコンの画面などに簡単に表示できてしまい、転用承諾番号を勧誘してきた事業者へ教えてしまうと光コラボへの移行手続きを進められてしまいます。

こういった悪質な勧誘電話が頻発した影響もあり、NTT東日本/西日本では公式サイトなどで勧誘電話に対する注意を呼びかけています。NTTが営業電話をかけてくることは絶対にありません。NTTの名前を頻繁に電話口で出して光コラボへの転用を半ば強制的にすすめようとしてくる事業者とは契約しない方が無難です。

きちんとした光コラボレーションモデル事業者であれば、「光コラボとはどういう仕組みですか?」などとこちらが質問しても、てきぱきとした気持のよい対応をしてくれることがほとんど。

プロバイダーが変わることや、契約先がNTTではなくなることなど、明確な言葉での説明があるはずです。

「とにかく安くなるので契約しませんか?」など、こちらの質問に的確な回答ができない光コラボレーションモデル事業者は危険であると判断すべきです。

電話をかけてきた事業者の身元を調べたいという場合は、電話番号でネット検索をかけてみる手段が有効。勧誘電話で悪評が立っている事業者は、名指しで危険であるなどの口コミが投稿されています。

まとめ

今回は光コラボ転用時に注意しておきたいことをご紹介してきました。光コラボだけの安さだけにつられて転用を行うのは危険であることがお分かりいただけたと思います。

回線速度や転用時の経費、サポート対応が信頼できるものなどかをしっかり吟味しながら、自分にピッタリの光コラボへの転用を行いましょう。また悪質な光コラボの勧誘電話については、くれぐれもその場で光コラボへの転用を行ってしまわないように十分注意してください。

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